薪さんが青木を罵るコミカルなシーンが好きです 秘密シーズン0(8巻)
簡潔な言葉で表せない関係を、気持ちを、1ページ1ページ綴っていくから、読んだ人にしかその魅力は理解できないんだよ。
私に語彙力が無いせいだけじゃないんだよ。
仕方のないことなんだよ。
それでも、この漫画を「美しい」と「残酷」以外の言葉で伝えて、共有できたら、と思う。
それから、どんな風に2人の関係を捉えたらいいのか、誰かの言葉を借りれないか、と思う。
私の持てる言葉では、
薪さんは青木を「大切」に思っている
としか表現できない。
そして、どの巻をよんでも考えずにはいられない。
では、薪さんの「大切」って、どの種類なのだろうか、と。
今巻は、光という第三者によって、よりそこを考えずにはいられなかった。
それにしても、薪さんというのは、稀有なキャラクターだなぁ。
美しくて、頭がよくて。何が正義かということに筋を通して、熱くて。そして、その傍らにいるのは、真っ直ぐで、ちょっとピントがボケてる心優しい少女、じゃなくて、おじさん(青木)なんだもんな。
これって、私がBLの世界に疎いから珍しく感じるだけなのかな。(BLに抵抗があるわけじゃないよ。BLの世界は、やっぱり隠れて読む感じになっちゃうから、なかなか入口(良書)に巡り会えないんだよ。)
まだまだ、読書量が少ないので、何とも言えないけれど。
もう暫く、薪さんが光から写真を奪ったときの心情に思いを馳せたいと思います。