好敵手現る! とりかえ・ばや(8巻)
人生で、そんな人はいなかったなぁ。
自分より上の人に挑むのは、負けても言い訳が立つから。挑むことに、何の躊躇いもなかったけど。
自分と同じくらいの実力の人や、未熟な後輩に負けないように頑張る、ということが苦手で逃げてばかりだったと思う。
でも、紗羅ちゃんはそんな理由で逃げてる訳じゃない。ましてや、前回のブログで『フラグ』と断じてしまったけど。相手に遠慮して、チャンスを譲ってるわけではない。
時代が時代だからね。
ましてや、神のように敬う相手を、自分のような過去を持つものが、と考えるのは仕方のないこと。
だからこそ、ライバルが三の姫でよかった。
三の姫は、ヒロインとしても成立しそうなくらい魅力的な人だと思う。私、すごく好きです。
それにしても、主上は中々情熱的で。この情熱はどこから?
物語としては成立しなくなっちゃうけど、こんなことされたら、自分の過去とか、ちょっとそこに置いておいてさー。流されちゃうよー。流されようよー。流されないかなぁー。
どうほどけていくのか。
はたまた、もっと絡まるのか。
続きを読むのが怖い気もします。。。