受け止める器 風光る(45巻)
めちゃめちゃ苦しい。
高校生の時に、初めて『風光る』を読んだとき、すごく惹きつけられて、自分の姿を顧みたとき情けなくて苦しくなった記憶があるんですが。
まさかまさか、いい歳の大人になってこんな気持ちになってしまうとは。
この漫画はほんとすごい。
消化しきれなくて、苦しい。
頭の中でずっとグルグル考えてしまって、眠りも浅くなるし。
歴史的に凡そのラストを予想していたけれど。予想していたラストとは全然違って、理解が追いつかない。
咀嚼するための言葉を思いつかない。
こういう気持ちになってしまう作品を名作っていうのではなかろうか、と思うんです。
あぁ、でも苦しすぎて簡単には人に勧められない。でも、読んで共有したい、そんな漫画です。
無限ループ斎藤 風光る(22巻)
斎藤さん(斎藤一)が不憫過ぎる(;ω;)
…ということは、前から知っていましたが。
段々拍車がかかってきて。
斎藤さんのキャラも、変わってきたというか。素がでてきたというか。
びっくりするぐらい、少女マンガのかませ犬的な行動を取るから。
余計に不憫に思えてきて。
なんだけど、斎藤さんが一番なんだけど、セイちゃん(神谷清三郎こと富永セイ)が斎藤さんとくっつけば良いとか、セイちゃんが何やかやで斎藤さんと幸せになるなんて、全然想像できないんだよね。
だって、斎藤さんが好きなセイちゃんは沖田先生がいたから生まれたわけで。たぶん、富永セイのままだったら、ここまで斎藤さんはセイちゃんのこと好きにはならなかったと思う。
残念だな、斎藤一。
そして、沖田先生もついに!ついに認めちゃったしね。まぁ、だからといって何も変わらないのがすごいところ。この漫画のすごいところ!
それにしても、22巻の沖田先生(沖田総司)を殴るシーン。痺れました。
何度も見ちゃう。
何度も読んじゃう。
そして、22巻の最後の斎藤さんを見て切なくなる。
ああ、無限ループ。
推しと好き 風光る(10巻)
漫画で好きなキャラって、実際のタイプと一緒ですか?
そんなこと、考えたこともなかったけど。だって、漫画の中に出てくるのは、王子様だから。
夫とはちょっと別枠だと思い込んでたのですよ。
アイドルの推しも、現実世界の推しも、恋愛対象にはならんからね。
推しは、推し。
好きな人は、好きな人。
だから、好きなキャラは、好きなキャラ。
ところが。
風光るの推し、斎藤さん(斎藤一)は、ガンガンに好きなタイプと重なる気がしてきたのです。
確かに、高校生のときにはまってた漫画なんだけど。高校生のときに好きだった人とちょっと雰囲気が似てる!?かも。
そして、夫とも似てる!?かも。
いや、もう、斎藤さんは神だから。
夫は夫で、大切な人だから。全然ちがうんだけど。
うん、全然違う。
けど、こういうボソボソって感じの人が好きなんだよなぁ。しかも、強くて、賢くて。
伊東甲子太郎先生も出てきますが、なんか余計に斎藤さんの魅力が溢れる巻になっておりますので、是非ご一読ください。
まだ読み始め 3月のライオン(16巻)
瞬殺。
瞬殺ですよ。
13ページ、零ちゃん(桐山零)の
「・・・・・・成程」
で、今日のしんどかったことが全部飛んだよ。
ありがとうございます、羽海野先生(;ω;)
アシスタントの皆さま。
白泉社の皆さま。
もう、今日は何もしない。
ただただ、ライオンを堪能します。
幼い子の可愛さ 風光る(8巻)
8巻は幼少期の宗次郎くん(沖田総司の幼名)が出てきます。
もう、既に沖田先生やセイちゃんに愛着があるから、ってのもありますが。そんなのなくったって。
なんなら、この幼少期のエピソードだけを読んだとしても。
宗次郎くんがやたら可愛い。
キャラクターが可愛い!
絵も可愛い!
→めちゃめちゃ可愛い
幼な子の絵が苦手なのかしら?と思う漫画家さんもいらっしゃいますよね。それは、画風的にわざとそうしてらっしゃるのかもしれませんが。
でも、たぶん、ですけど。
子どもって描くのが難しいんじゃないかな、と絵心ない私は推理しております。
ですから!
ここに出てくる宗次郎のナチュラルな可愛ゆさ!
これを堪能しない手はないと思います。
若い土方歳三は一味違います。若者らしさがあるのです。あの土方さんが!ですよ。
そこも是非、楽しんでいただきたい。