受け止める器 風光る(45巻)
めちゃめちゃ苦しい。
高校生の時に、初めて『風光る』を読んだとき、すごく惹きつけられて、自分の姿を顧みたとき情けなくて苦しくなった記憶があるんですが。
まさかまさか、いい歳の大人になってこんな気持ちになってしまうとは。
この漫画はほんとすごい。
消化しきれなくて、苦しい。
頭の中でずっとグルグル考えてしまって、眠りも浅くなるし。
歴史的に凡そのラストを予想していたけれど。予想していたラストとは全然違って、理解が追いつかない。
咀嚼するための言葉を思いつかない。
こういう気持ちになってしまう作品を名作っていうのではなかろうか、と思うんです。
あぁ、でも苦しすぎて簡単には人に勧められない。でも、読んで共有したい、そんな漫画です。